木を使った木造住宅は、やはり弱いのか⁉️

「家を建てるなら、やっぱ鉄骨かコンクリート住宅だよねー」

「木造?あ〜、ダメダメ❗️だって、木って弱いじゃん⁉️」

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このように【木材】は、鉄やコンクリートと比べると “弱い” と思っている施主様が多いと思います。確かに、実際に触ってみても鉄やコンクリートって硬いし、丈夫そうで…木と比べてみると頼もしく感じますよね?でも、実は「それは思い込み」なんですよ〜❗️鉄やコンクリートよりも、木の方が【強い】のです。

こんな事を書いても信じられない施主様も多いと思いますが、下記をご覧ください。

※ こちらのホームページから引用させて頂きました。

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http://www.shinrin-ringyou.com/

 

 

 【木材が強い理由(比強度)】
鉄やコンクリートはとても強い素材で、ビルやマンション、工場などの大型の建築物 に使われています。鉄やコンクリートに共通して言えることは重いことです。一般的 に重い素材ほど強い素材といえます。
では、同じ重さ(例えばそれぞれの素材1kg)に対する強さ(比強度)はどうなので しょうか? 次のグラフは、それぞれの材料を引っ張ったり、圧縮したり、曲げたり したときの実験の結果です。
例えば、最初のグラフは各材料を引っ張ってみたときの実験結果です。鉄でさえ、強 い力で引っ張れば、伸びて切れてしまいます。その強さ(引っ張り比強度)は、木材 は鉄に勝っています。

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圧縮や曲げについても、木材の比強度は、他の材料よりも圧倒的に強いことがわかり ます。つまり、木材は軽い割には強い材料で、言い換えると、より少ない材料で強い ものをつくることができるのです。

 

【木材の強さはハニカム構造に由来】

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木材の断面を電子顕微鏡でみると細い管のような 細胞がた くさん見られる(ハニカム構造)
ではなぜ木材は、軽いのにそんなに強いのでしょうか。理由は木材が中空のパイプの ような細胞が無数に集まってできたハニカム構造だからです。
ハニカム構造は、はちの巣のように少ない材料(つまり軽い)で強度を強くできる構 造であることが知られています。飛行機の翼の断面やダンボール紙の断面もハニカム 構造になっています。
木材は軽くて強い自然素材なのです。

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いかがでしょうか❓何となくは知っていても、ここまで “差” があるとは思わなかった、ですか?木造住宅は、上記のような木材の【特性】を知り尽くした “先人の知恵” で数千年もの間、この日本で育まれた工法です。「木は弱い」といった誤った情報を見聞きしても、どうか信じないで下さいね。木造である法隆寺五重塔は 1,300年以上、現存しています❗️

適材適所で木材は使ってゆくものですが、そこに【大工の知恵】があるのです‼️木なら何でも良い、という訳ではありません。ですから、“木を知っている” 建築業者さんにマイホームを建ててもらう事をおすすめします。探しましょう❣️

 

引っ張られても、ぎゅう〜っと押されても、曲げられても【強い】のが木材です。