まだ「冬は寒い家」に住んでるの⁉️

「冬になると、家の中が寒くなるのって…当たり前よね〜❓」

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さて、また寒い季節になってきましたね。実は、日本の住宅というのは「冬は寒いもの」という認識で、建てられてきたのです。日本人は冬になればコタツやストーブ、厚手の部屋着で “寒さをしのぐもの” と考えてきましたから、当たり前のように【我慢】してきたのです。しかし、これは我慢とか辛抱を美徳とする日本人独特の考え方なんです。家の中が寒くても「仕方ない」と思っていたんですね〜?

例えば、いわゆる高度成長期の時代に建てられた住宅などは、断熱材の入れ方が頼りなく…床下に断熱材が無かったりしました。昭和40年代に私の両親が建てた家も、そんな造りでしたので、冬は本当に底冷えしたものです。勿論、夏も暑くて大変だったのを覚えています。

冬、ストーブをつけても、その周りだけが暖かい状態でした。でも、そんな家に疑問や違和感を感じないのが日本人だったんですよ❓冬は寒く、夏は暑いもの…。

しかし、そんな冬の過ごし方は「日本人だけ」だったとすると…⁉️

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また、同じ日本でも “北海道” の住宅は真冬でも暖かです。家の中では半袖だったりしますが、これは極寒になる地域だから特別なのでしょうか?そして間違いなく関西の方が「冬は寒い」住宅が多いのです。北海道は冬の寒さは命に関わりますから、住宅の断熱性能が高くなくては なりません。

だから、関西など比較的 “温暖な地域” の住宅は寒くても「仕方ない」のでしょうか❓

結論から言いますと、前述したように日本人は “我慢強い” んですよね。寒いのなら服などで工夫して「耐える」ものだと考えています。その “辛抱強い” 考え方を否定しませんが、それが日本の住宅の【断熱性を遅らせた原因】なのです。

結果、先進諸国と比較しても断熱性能では「後進国」となっています。

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でも、私が建てさせて頂いている木造住宅では、上の画像のように真冬でも室温は「20℃」を下回る事がありません。これはモニターハウスでの実態なのですが、たった “1台” の蓄熱暖房機具で、約30坪の家の中が「どこも暖かく、温度差が ほとんど無い」のです。これを【温度のバリアフリー】と呼んでいます‼️

これは “特別な家” ではありません。これが先進諸国では住宅におけるスタンダードな断熱性能なんですよ。日本でも近年になって「高気密高断熱住宅」が認識されてきましたが、“ようやく欧米に追いつき始めた” に過ぎません。

日本人は、かの有名な「夏を旨とする…」冬が寒い家で長らく暮らしてきましたが、熱が逃げてしまう【隙間だらけ】の家から、もうそろそろ脱却しませんか❓

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温度差による “ヒートショック” で起きてしまう【健康被害】の心配もないのです。真冬でも、家の中はポカポカした春のようなマイホームを建てましょう❣️