高気密高断熱住宅なのに 寒い家って⁉️

 

「ウチの家って、高気密高断熱住宅のはずなのに…何でこんなに寒いのー⁉️」

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せっかく建てた我が家、しかも ”高気密高断熱“ っていう仕様のハズなのに…何故か冬になると「寒い❗️」家だったら、あなたは どうしますか?もしかすると欠陥住宅なのでしょうか?それとも、ちゃんと断熱材が入ってないのでしょうか…?真冬でも「暖かい家」を建てたと思っていたのに、いざ住んでみると「寒い❗️」では、困ってしまいますよね。

実は、本当に高気密高断熱になっている住宅では、真冬でも “半袖” で過ごせると思うんですよ。何しろ、この私が そういう家で暮らしているのですから、間違いありません。しかも “たった1台” の暖房器具で「家中が暖かい」のです。真冬の深夜にトイレへ行っても、夜に入浴する時でも、全く寒さを感じません。早朝、服を着替える時でも平気で裸になれます❗️

何しろ私は、自他共に認める “寒がり” なんですよ。でも、寒さ知らずの生活をもう何年も送っています。まるで夢のような家ですが…それが【高気密高断熱住宅】というものです。

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↑ 上の画像は、元日に雪が積もった時の室内温度です。外気温は零下なのに、家の中は20℃を超えています。ですから寒い日でも一日中、私は半袖で過ごしているのです。ちなみに冬の間、室内温度が20℃を下回った事はありません。暖房器具は一台だけですよ?

では、前述したような「高気密高断熱住宅なのに、寒い家」に、どうしてなってしまうのでしょうか?全てではないと思いますが、その原因のひとつに【気密性が低い】という事が考えられます。壁の中に断熱材を分厚く入れていても【隙間が多い】と、いくら部屋を暖めても温まった空気が外に逃げていきますし…外の冷たい空気も、室内に入って来るでしょう。

マイホームをご計画の施主様なら「Q値」や「UA値」という言葉が、住宅の断熱の性能を数値化させたものであると ご存知だと思います。それをダウンジャケットで例えると、「どれだけ中身が詰まっているか」でしょうか。

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中身がパンパンに入っているダウンジャケットは温かいですよね?しかし、前のジッパーが “開いている” 状態で着ると、どうでしょうか。きっと、すきま風が入って「寒い」と思います。それが家なら【気密性が低い】となるのです。高断熱であっても、気密性が高くないと…せっかくの断熱材も、充分に性能を発揮することが出来ません。

住宅における気密性を数値化したものに【C値】があります。先程のダウンジャケットですと「どれだけジッパーを閉めているか」という事です。家なら【隙間が どれ位あるのか】になります。実は、このC値って…家が完成してから “実際に測定” しなければ出せない数値なのです。

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 ↑ このような測定器を使います。Q値やUA値は “机上の計算” で算出できますが、C値は出来ません。しかし、本当の高気密高断熱住宅であるかを確認するには、この【C値】を軽んじては ならないのです。ジッパーが開いたままのダウンジャケットでは、寒いですよ⁉️隙間の小さな家が【高気密】住宅なのです。

ちなみに、私の家のC値は「1,5」となっています。正直、決して高性能な数値ではありませんが、真冬を半袖で過ごせる家です。(※ 現在は、C値 0、3 クラスの住宅を建築しています)

いずれにせよ…せっかく高気密高断熱住宅を建てたと思ったのに、冬が寒い家はイヤですよね⁉️本物を知って下さい。一年中、半袖で過ごせるのが【高気密高断熱住宅】なのです‼️隙間が小さい家を建てましょう ♪

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